会社員とITフリーランスが加入する保険

エンジニアが会社員として働く場合には、厚生年金保険と健康保険、介護保険、労働保険(雇用保険と労災保険)に加入します。また、厚生年金保険料は、労働者と会社で半分ずつ負担します。

厚生年金保険の老齢年金は、65歳から受給できますが、繰り上げ受給も繰り下げ受給も可能です。障害年金は、障害等級が1級、2級、3級のいずれかに認定された場合に受け取ることが可能です。遺族年金は被保険者が死亡した時に、その妻や子ども、夫、父母、孫、祖父母に受給資格があります。

健康保険は業務外のけがや病気、出産、死亡などの時に受給できます。保険料は会社と労働者が折半します。配偶者などを扶養に入れることができ、人数によって保険料が変わることはありせん。雇用保険は、失業した時や業務中の事故や病気に関連して給付金を受け取ることも可能です。

フリーランスは国民年金保険と国民健康保険、介護保険に加入します。会社員の時と違い、退職後に任意継続をしない限り、労働保険には加入できません。各保険料は全額自分で支払います。年金は65歳から受け取ますが、繰り上げ及び繰り下げ受給も可能です。障害年金は等級が1級と2級の場合にのみ受け取れます。遺族年金の受給資格があるのは要件を満たしている子どもです。

国民健康保険は、扶養という考え方がないので、同居する家族の人数分だけ保険料を支払います。フリーランスは労働保険に加入できないので、仕事中に事故に遭ったり病気になっても補償がありません。それで万が一の時に補償を得たい場合は、自分で民間の保険に加入しておく必要があります。